「うまく伝わらない」と感じるときに起きていること
「あの人にはどうにもうまく伝えられないんだよな・・・」と感じるときに起きているかもしれないことです。
みなさん、こんにちは!
「最適x幸せ」な働き方を見つけるコーチ、清川絹です。
今日は、「うまく伝わらない」と感じるときに
何が起きているか、について書いてみたいと思います。
方言だと思ってなかった言葉が、
他の地域で全然通じなかった!など
言葉そのものの問題もよく聞きますが、
あの人とはスムーズにコミュニケーションが取れない、
という相手もいますよね。
コミュニケーション研修を提供してきた経験の中で、
「使っている言葉は同じだけれども、
その背景にある意味や意図が異なることによりすれ違う」
ということの構造が実はシンプルだとわかったので、書いてみますね。
「伝わったことが伝えたこと」
コミュニケーションには、シンプルなルールがあります。
それは「伝わったことが伝えたこと」ということ。
コミュニケーションの構造を知り、
何かを伝えたその後に、
何が伝わり、何が起こってほしいのかまで考えておくと、
お互いに幸せなコミュニケーション体験になることが多いです。
4つのステップ
「自分が何かを言い、相手がそれを聞く」コミュニケーションは、
4つのステップで成り立っています。
①自分の中にある「思い」が、
②外に「言葉」として表れ、
③相手が「言葉」として受け取り、
④相手の中に「メッセージ」が着地する
この4つのステップの中で、
ズレが生じやすい理由があります。
①そもそも自分の思いや伝えたいことが曖昧
②言葉に乗っている思いが、意図と違う
③同じ言葉でも相手にとっての意味が違う
④結果、誤ったメッセージを受け取っている→ネガティブな感情が発動する
そりゃ無理だよ・・
私がよくやる失敗は
「言葉に出さない」ままに「察してもらおうとする」ことで、
「それなら、言ってくれればいいのに」と言われます。
そして、「いや、察しようよ」と思う。
悪循環。
自分の頑張りを、自己主張するのは悪いことだと思っていて、
言語でも非言語でも「大丈夫」とか言っているので、
相手はそのまま受け取るのですが、
本当の思いは、「辛い。気づいて。助けて。」で
そのまま進むと「なんで私ばかり」と
相手に対する攻撃的な思いに生まれ変わる。
恐ろしいシナリオですよね。
これに気づいてからは、少し言葉にすることを意識していたら、
「私ばかり」と感じることがグッと減りました!!
あなたのコミュニケーションの癖はなんですか?
コミュニケーションには必ずいい意図がある
自分の時間とエネルギーを使うとき、
誰でも大体、本当は「何かいいこと」のために
行動したり考えたりしています。
うまく伝わらないのは、
ズレが生じやすい理由に書いたように、
うまく発することができていないか、
意図したように受け取ってもらえてないだけなんです。
これだと「いい意図」が共有できていないということになります。
先ほどの「察してほしい」と感じるときの「いい意図」は、
「みんなが気持ちよく過ごせるようにしたい」とか
「クライアントに満足してもらえる仕事をしたい」なんですが、
そのためのやるべきことを、
勝手に自分で背負い込んで、
やってくれない仲間にイライラをぶつける、という、
本来の意図と全く違うことを引き起こしている例です。
親しいからこそ起きやすい悪循環
相手が親しい人であればあるほど、
気を抜いてコミュニケーションをして、
伝わらないと「なんでわからないの!?」と感じてしまう、
という悪循環もあるから怖いですよね。
何かうまく行っていない時、
コミュニケーションの4つのプロセスを意識して、
どこで齟齬が生じているのかな?と
①から順にチェックしてみてください。
結構、自分の部分①②で既にずれていたりするので驚きです(笑)。
みんな本当はいい人なはず❤
相手を傷つけたり、嫌な思いをさせるために、
言葉を発することって、少ないと思うのです。
自分が何を伝えたいのか、
伝えたことで、相手にどうしてほしいのか、
あなたが伝えたことは、伝わってほしいように伝わったのか?
ここまで見届けると、今までとは全然違う反応が得られると思いますよ♪
今日も読んでいただき、
ありがとうございました!
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