自分には取り柄がありません?!
みなさん、こんにちは!
「最適x幸せ」な働き方を見つけるコーチ、清川絹です。
強みを活かすこと、自分の価値を発揮するというテーマで
お仕事をしている中で、
時々、「私には特に強みはありません」とおっしゃる方がいます。
そこで、今日は「自分には取り柄がないと感じるとき」について書いてみます。
「個を活かす」の対極
・出る杭は打たれる
・横並び主義
・年功序列
この言葉を見て、どんなことを感じますか?
私は、日本文化をよく表している言葉だなと感じます。
「個性を活かすこと」とは対極にあることがおわかりでしょうか。この文化の中で、違和感なく長く生きていたとしたら、自分を見失うのも無理はない、と思います。
会社員の頃、私自身も、日本文化/社風にどっぷり浸かり、得意なことや好きなことを聞かれても、結構言葉に詰まっていました。
そんな私も、会社員を卒業してから、組織開発、人材開発のお仕事に関わる中で、やはり、「取り柄がない人なんていない」と思えるようになりました。
今日は、「好きなこと」でも言葉に詰まっていたような私が、少しずつ取り柄を認められるようになった話をしてみます。
参考になれば嬉しいです。
取り柄を見失っていた理由
なぜ、取り柄を見失っていたかというと、
・自分が得意なことを伝えると、自慢やアピールに聞こえるかもしれない
・自分からやります!と言うと、妙に目立ってしまうかもしれない
そんな風に尻込みしていたからなんですね。
同じような場面で、
「自分が役に立てることがあるならば、
積極的に関わることが、自分も学びになるし、スキルも上がるし、
相手も助かる、全体としてもいい方向に行く」
そんな風に考えるようにしたら、
別に「主張」する必要はなくて、淡々とやって、ぼそっと報告していれば、
それでいいのだとわかりました。
行動することと主張することは、全く別のものなんですよね。
行動を少し変えたら何が起こったか
淡々と、いいと思っていることや、役に立つかなと感じることを行動に移していると、「そんなことできるんだ?!」「いいね、それ!」という声が、結構出てきます。
ここでわかったのは、「あなたが、何をできるか、どんな作業が好きなのか、周りの人は案外知らない。」ということ。
主張する必要はなくて、ただやって、みんなが見えるところに置いておくと、相手が気づいて声をかけてくれるんです。
そして、だんだん「◯◯なら△△さん」みたいな立ち位置が生まれていきます。
ちなみに、私がコソっと作業して意外にも喜ばれたのは、
自己認識を深める(仕事で扱う内容の)ワークブックを作ってみたり
備忘録として作ったミーティングメモをシェアしてみたり
タイムラインに埋もれそうなリンクを集めて一覧を作ったりしたことでした。
まとめる、記録する、整理する
こういう地道過ぎる作業って、みんな案外時間を取らないということや、
私はこういう作業、結構好き、という学びになりました。
また、「きめ細かい」「みんなへの気配り」「質にこだわる」なんていうフィードバックをいただけたり、「絹さんがいると安心感がある」なんていうお言葉まで、いただけるようになったのです。
自分が楽にできて、周りが喜ぶことは何?
なんでもやります!
も大切だし
今与えられたことを精一杯やることも大切だけれど、
さらに、自分だから役に立てそうなことを意識していると、その先に、あなたらしさが磨かれていって、長期的には幸せ度が増しそうです。
興味のある分野であれば、自然にアウトプットできるものの質が高いので、またお願いしたいと同じような仕事がまた回ってくるはずです。
結果的に、人の役に立てる私の持っている要素ってこんなことなんだな、と分かるようになるというおまけもついてきます。
自分らしい幸せに直結している
取り柄って自分では案外わからなくなっているもの。
これからの個の時代に、起業したい人はもちろん、会社員であっても、自分ができること、市場における価値を言語化しておくことは、とっても大切です。
今目の前にあることについて、自分が役に立てること、今まではやらなかったことをひとつやってみる。その行動を積み重ねると、自分ができることがわかってきます。
また、○さんにお願いしたい、といってもらえたり、できないことをカバーしてくれる仲間に恵まれたりするようになります。
1%の積み重ねは、一年でなんと37倍になるそうですよ!
今日も読んでいただき、
ありがとうございました!
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